------

2009/01/29

キャリブレーション~その5~

キャリブレーション

その後、環境光あたりも含めてさらに設定を詰めていってようやく落ち着いてきたところなんですが(いやほんと奥が深い…)、とりあえずSpectraNaviの方は一度置いといて、i1 Display 2のみを使用したソフトウェアキャリブレーションでもその効果は絶大だってことを再認識したいと思います。

そもそもの発端は、CRTの表示が変&色がえらいことになってるってことでしたが、驚くことに、ついでな気分でキャリブレーションしてみたら、なんと普通に使える感じのマトモな表示にっ!

まぁ、キャリブレーションしてるんだから当たり前と言えば当たり前なんですが、その変貌ぶりを目の当たりにすると、やはり素直に驚いてしまうわけで…。

ということで、図はどれもデフォルトの状態でどれだけ色が狂っているかというのを示したもの。綺麗に斜め45度のラインで表示されるとバッチリ色が合ってるってな感じです。

左上が今回導入した「2490WUXi」ですが、定評あるディスプレイなうえに新品ということもあってほとんどズレはなし。やや中間部から乱れがみられるものの、キャリブレーションする前ですらこの状態なので、まさに「2490WUXi恐るべし」といったところ。

右上は長年使用していたCRTの「G520」ですが、さすがにコレはとんでもないことになってますね…(これだけWindows環境で測定)。暗部はRとGが落ち、明部はGとBが落ち気味、そして暗部にかけての微妙なS字カーブ。このサンプルではわかりにくいかもしれませんが、誰が見ても「コレ色おかしくない?」っていうぐらいズレまくってたので(赤みが強く色褪せたような印象)、ある意味当然の結果かも。

右下は旧式ノートの「iBook G4」。これも経年劣化かもしれませんが、そもそも購入当初から白色点が合っていない傾向にあったので、これだけズレていてもなぜか妙に納得(というより色云々に関しては最初から論外!?)。

左下は比較的新しい「MacBook」。といっても何年かたってるのでそれなりの劣化はあると思います。それにしても、Bだけが極端な逆S字になってるのにビックリ。

ソフトウェアキャリブレーションなので、修正が入ることによって階調破綻もおきますが、それでも「効果は絶大」と断言できるほど劇的に色調が改善されるので、やっぱり「キャリブレーションは必須」だと痛感します。

一家に一台あると超便利なのは間違いないので、仮に新しいディスプレイを買う予定だったとしても、測定器(i1 Display 2など)を購入しておいて損はないと思います♪

っていうても、
「普通にネット&メールするだけ」
って環境なら特に必要ありませんよ(^_^;)

■「i1 Display 2」の価格を調べる

------

2009/01/25

LW

9.5.xってβ期間が長いなぁ…なんて思ってたら軽くすっ飛ばされて9.6になりましたが、どうやら日本でも2月には出そうな雰囲気っすね。しかもSDKの拡張によってレンダリング周りが解放されそうなので、FPrimeユーザーは密かに超期待!?

謎のカウントダウンも始まってるようなので、最近ちょっと注目度が高まってる感じですね~♪

でも全然さわる時間がない…

------

2009/01/22

「ハジケマシテ」いいくぼさおり

ハジケマシテ

去年の10月に出たシングル「Chanty」を聴いて以来、か~なり気になってたんですが(もっといろんな曲を聴きたい!)、翌月に早速アルバム「ハジケマシテ」が出たんで即行チェック!

いやぁ、それにしても面白い(っていう言い方でイイかな!? もちろん褒め言葉)。

そういやまきちゃんぐを聴いた時も(いや、むしろ喋った時!?)その独特の個性にヤラれたけど、いいくぼさおりもなかなかどうして個性的。高校時代に芸人目指して活動してたってのも驚きですが、確かに曲からも「はっちゃけた感」や「ハジケた感」がガツンッと感じられます。

まさにアルバムタイトルの「ハジケマシテ」って感じ!?

そして、さすがに3歳からピアノをやってるだけあって(しかも音大出身)、ベースとなる部分が驚く程しっかりしてる! それ故にここまで自分を表現できるんだと思いますが、なかでも聴き手をグッと惹き込む系の曲はヤバイ! 個人的には「Chu」「教室」「Love Song」「パノラマ」あたり、そして締めの曲となる「無力」が特にお気に入りかな?

ほんと最近は「ピアノ系」のアーティストに妙にハマルなぁ
まだ紹介しきれてないアーティスト(アルバム)も結構あるし…

ある意味、まだまだこれからといったところなのかもしれませんが、逆に「今後が楽しみなアーティスト」とも言えるんで、もし機会があれば一度聴いてみて欲しいところかも♪

な~んとなくCDよりもライブの方が遥かにインパクトありそうな雰囲気ですが

■「ハジケマシテ」を購入する(iTunes Store)
■「ハジケマシテ」を購入する(楽天ブックス)

------

2009/01/18

キャリブレーション~その4~

デルタE

ちょっと気になったのがデルタEの数値。最初試した時は平均で1.6ぐらいだったので、今度は設定を「コントラスト重視」から「グレースケール重視」に変更して再チャレンジ。

すると、驚くことに余計ひどくなって2.6(!)ぐらいに…(X_X)

う~む、なぜだ…。ということで、もとに戻すとともに「低輝度の測定を重視する」にチェックを入れて再チャレンジ。

複数計測の平均になるんでちょっと時間がかかるようになるけど、なんと劇的に改善され、一気に0.58まで改善! なんだこの変貌ぶりは!?

その後もあれやこれやと試してみたけど、どうも同じ設定でも測定するたびにかなり数値が変わるような!? しかも、最初は「コントラスト重視」と「グレースケール重視」ではかなり結果が異なっていたのに、日をまたいで何度か試してるあいだに、なぜかあまり変化がなくなってきた…(謎)

なんとな~く、「運がイイと1.0以下」「運が悪いと1.0以上」ってな感じでしょうか。でもって、「低階調部」に関してはもう劇的に変わる! 調子良く0.6ぐらいで落ち着いている時もあれば、突然3.0(!)を超えたりも…。

微妙な測定環境の差?
それともi1 Display 2の方に原因があるんかな??
真剣に謎…

Leopardで使えればもっといろいろ気軽に試せるけど、現状ではキャリブレーションするごとにTigerに切り替える必要があるんでこのあたりが限界かなぁ…。というか、謎が多すぎてこれ以上は無理、そして突き詰めるような余裕ナシ(X_X)

まぁ、数値的にはかなり違いがあっても、実際に人間の目で識別できるような違いが発生しているかどうかは微妙なところでもあるんで、現実的にはそんなに神経質にならなくてイイ気がする(^^;)

「デルタE=1で50%の人が知覚可能なレベル」
「カラーマネージメントとしては3以下であれば優秀」
というのが一般的な認識らしい

■「LCD2490WUXi」の価格を調べる
■「SpectraNavi」の価格を調べる
■「i1 Display 2」の価格を調べる

------

2009/01/17

キャリブレーション~その3~

なにをどうやっても認識してくれないんで、すっかりプチ立ち往生状態に。でもまぁ、逆に言うと10.4.x(Tiger)だと普通に認識してくれるんで、考えようによっては使えないことはない、とも言える。

ちょうどタイミングよくセカンドHDにTigerを入れていたので(数日前に削除しようと思い立ったけど、結局しなくてよかった…)、とりあえずOSを切り替えてキャリブレーションに再チャレンジ。

一応NECのサポートに問い合わせてみたけど、
どうやらLeopardのドライバに問題があるみたいなんで、
現状ではやっぱりTigerに戻して使うしか方法はないみたい
つまり、
Tiger起動→測定&LUT更新&プロファイル作成→Leopard起動→作成したプロファイルをコピー
な流れ

いやぁ、さすがに高額な専用ソフトウェアなだけある(でもやっぱり割高な気が…)。i1 Display 2付属のソフトウェアとは違って、設定が多岐にわたりしかもかなり詳細。でも、マニュアルがないとちょっと分かりにくい部分があるんで、やっぱり事前のダウンロードは必須かも。

というか、よく見たらCDにもマニュアルが入ってるんですね…
なぜにアプリだけがインストールされてマニュアルがスルーされるのだろうか(謎)

とりあえず、ザックリ無難に「6500K」「γ2.2」「80cd」で試してみる。

最終的にはγ1.8に設定♪

キャリブレーション前と後のガンマカーブを比較すると、確かにイイ感じになるようしっかり補正が行われてるのがわかる。でもぶっちゃけ、もとからそこそこ綺麗なガンマカーブを描いてくれてるんで、一般用途だと無理してまでキャリブレーションにこだわる必要はないかな!?

あくまでもディスプレイが「新品」だから誤差も少ないわけで、
経年劣化を考えるとやっぱりキャリブレーション環境を構築しておく方が断然イイ!
(と、激しく実感する出来事があったりしたんやけど、それはまた別の話…)

■「LCD2490WUXi」の価格を調べる
■「SpectraNavi」の価格を調べる
■「i1 Display 2」の価格を調べる

------

2009/01/16

キャリブレーション~その2~

SpectraNavi-J

ごく一般的な液晶やCRTディスプレイを使用している場合は「i1 Display 2」のような測定器のみでオッケー。でも、2490でハードウェアキャリブレーションを行おうと思うと、専用の「SpectraNavi」が必要なんですよね。

っていうか、これぐらいモニタに標準でつけて下さいよー! なぜに別売り!? しかも結構高いしっ!

実はこのSpectraNavi、パッケージはシンプルながら結構大きくて、箱を開けると中にはCD-ROMが1枚、そして紙切れ一枚の簡易的な設定マニュアルが入っているだけ。実際にインストールされるソフトウェアはMacで20MB程度、Windowsで48MB程度。そしてなぜか詳細な操作マニュアルも同梱せず(CD内にあるPDFのみ)。こんな内容なら最初からダウンロードでいいような!?

なんとなく資源の無駄っぽい気が…

どうも煮え切らない気分だったりするけど、とりあえず想いは横に置いておいていざキャリブレーション!

が、しかーーーーし!

なんと驚くことに、OS X 10.5.x(Loepard)だと正常に動作しませーーーーん(X_X)

昨年末に出た最新バージョンの1.0.43を使用

もう少し正確に言うと、グラフィックカードにnVidiaのGeForce系を使用している場合、10.5.2以降だと「ディスプレイが認識されない(可能性がある)」とかなんとか。

しかも、この事実はSpectraNavi付属していない方のマニュアル(紙じゃなくてPDFの方)に書かれています。正直ブチギレて発狂しそうになりました(苦笑)

マニュアルはNECのサイトでダウンロードできるんで、
ある意味「購入する前にチェックしとけ」ということ!?
それにしても別途購入して動かないとか痛すぎ…
もうほんと頼むからディスプレイ本体に標準で付けてくれ…

■「LCD2490WUXi」の価格を調べる
■「SpectraNavi」の価格を調べる
■「i1 Display 2」の価格を調べる

------

2009/01/15

キャリブレーション~その1~

eye-one display 2

ただ単純に「映ればイイ」のであれば、数万円程度でもWUXGAのディスプレイが買えるけど、さすがに用途を考えるとメインディスプレイにVA系はナイ…ってな気分なので、実は選択肢ってかなり限られるんですよね。

結局2490を選んだ理由は、「ハードウェアキャリブレーション対応」「2690系よりも値段が手頃」「2490の方がi1 Display 2の使用に向いている」といったあたりかな?

で、やっぱり2x90系のモニタを選ぶなら、どう考えたってキャリブレーションしなきゃもったいない! 実は、遥か昔からずっとキャリブレーションをしたいと考えてたんですが、コスト的な要因とかタイミング的な要因なんかで、結局導入出来ず今に至ってたりします。

今回はちょうどいいタイミングなんで、2490に合わせて「SpectraNavi」と「i1 Display 2」も導入することに決定!

SpectraNavi=NECの専用キャリブレーションソフトウェア
i1 Display 2=キャリブレーションを行うための測定器

■「LCD2490WUXi」の価格を調べる
■「SpectraNavi」の価格を調べる
■「i1 Display 2」の価格を調べる

------

2009/01/13

LCD2490WUXi

LCD2490WUXi

これまでずっとCRTディスプレイで粘りに粘ってたんですが、ここにきて遂にっ!

…使うのを諦めました(笑)

まぁ、まだ使えなくはないんですが(むしろ最近妙に調子が良くなってきたかも!?)、かなり色がズレてきているのと、あとは走査線の一部に不具合があるのかのような感じで、等間隔で謎なジグザグラインが入るという状態なので(言葉で説明するのが難しい…)、もうエエ加減液晶に乗り換えようかな…ってな気分に。

そういえば、最近の液晶はどれも普通に綺麗ですよね。厳密にいうとまだまだ改善の余地はあるけど、とりあえず普通に使う分にはなんら問題無し。というか、ノート型の液晶でも思った以上に満足感があったりして!?

テクノロジーの進化はTV用と違ってやや大人しい傾向にあるけど、それでも「高色域化」「LEDバックライト採用」といったあたりにスポットが当たり始めてますよね。ということは、逆に言うと今採用されている技術は既に枯れ期に入ってるとも言えるんで、ここは無難にsRGBクラスの色域を持ったNECの「LCD2490WUXi」を選択することにしました。

高色域の2690WUXiか、
新機種の2690WUXi2にするか、
最後まで悩んだけど結局は2490WUXiに決定!
一瞬だけCinema Displayも考えたけど、
やっぱこれはナイなぁ…

さすがにグラフィック用途では定評のあるディスプレイなだけあって、表示はかなり綺麗。ガモット自体はこれまで使ってきたCRTとほとんど同じなんですが、どこからどう見ても印象が全然違うんで(ある意味当たり前)、素で「今時の液晶ってスゲー!」と驚く今日この頃。

まぁ、すぐ慣れちゃったけど(笑)

■「LCD2490WUXi」の価格を調べる

------

2009/01/12

続Pavoniメンテナンス~その3~

改めて我らがespressopartsを見てみると、なんとごく普通に「コレは2000年8月以前に造られたプレミレニアム用だから、それ以降に造られたミレニアムモデルには使えねぇぞ」的なことが書いてあるじゃないですか!

おかしいなぁ…。以前はこんな注意書きあったかなぁ…。う~ん、やっぱり自分の凡ミス!?

ちなみに、どちらのOリングも値段は同じです

------

2009/01/11

続Pavoniメンテナンス~その2~

O-ring

実はグループヘッドだけでなく、ポルタフィルターの径もミレニアムモデルの方が若干大きかったりするんですが、当然ながらポルタフィルターのサイズがかわってくると、ガスケットのOリングもサイズが変わってくるわけで…。

プレミレニアムモデルのフィルター径:約49mm
ミレニアムモデルのフィルター径:約51mm

でも、プレミレニアム用の「Group Head Portafilter Gasket O-ring」を使用しても、実は大きな問題なく使えてしまうんですよね。まぁ、それでも「なんかヘン」と感じる時点でやっぱり「合ってない」のは確かかな。

と、いうことで、改めてミレニアム用となる「Millennium Group Head Portafilter Gasket O-ring」を注文してみたんですが、なんと驚いたことに、プレミレニアム用とはサイズどころか形状まで違うっ! まさに一目瞭然、プレミレニアム用の断面は通常の円形ですが、ミレニアム用は底がたいらな釣り鐘型!

これはどう見ても「ミレニアムモデル専用」っていうオーラがモリモリ。やっぱり現行モデルを使用している場合はこっちじゃないとダメな気がしてきた(そりゃそうだ)。

というか、
前回交換した時になんで気がつかへんかったんやろ!?

------

2009/01/09

続Pavoniメンテナンス~その1~

どうもガスケットのOリング周りがアヤシイなぁ…と思って再度調べてみると、なんと前回のメンテナンス時に違う型番のOリングを注文してたことが発覚!

うっ、我ながら鈍臭い…orz

実はPavoniのレバーマシンって、2000年を境にして「プレミレニアムモデル」と「ミレニアムモデル」の2種類あるんですが、2000年以降のマシンはグループヘッドの構造が改良されたモデルだったりします。

ユーザーじゃないと知らない事実だったりもするので、
中古を購入しようと考えてる人は要注意です!

改良によってグループヘッドが少し大きくなったこともあり(内径は同じ)、メンテナンス時にパーツを交換する場合はこの点に関してかなり気をつける必要があります。しかもややこしいことに、パーツによって共通で使用出来るものと出来ないものとに別れるので、どちらのモデルのユーザーであってもよく調べてから注文するのが賢明!

わかってたのにミスってしまったので(苦笑)、
これは本当に要注意です!

------

2009/01/08

新しいMacBook Pro 17インチモデル

Appleの参加が最後となるMacworldで、Jobsが基調講演を行わない(かわりにフィル・シラーが登場)という驚きの決断が行われましたが、結局発表されたのは「iLife '09」や「iWork '09」などのソフトウェアや、空白となっていたMacBook Pro最上位モデルとなる「MacBook Pro (17-inch Early 2009)」といったあたり。

ある意味予想通りとも言えますが、全体的に小粒な内容で、Jobs不在ということもあってか、これまでのような「祭」の雰囲気はあまりなかったかも!?

とはいえ、
逆に言うとこれぐらいが「普通」な気もする(笑)

で、やはり気になるのは新しい「MacBook Pro (17-inch Early 2009)」でしょうか。噂通り「ユーザーによるバッテリー交換不可」という驚きの構造が採用されていますが(ある意味アップルらしい?)、デメリットではなくメリットだということをアピールするために、「リチウムポリマーを採用した独自開発の画期的なバッテリーで、最長8時間駆動、最高1,000回の充電サイクルを実現(3倍の寿命)」とうたい、新バッテリー関連の説明にはかなり力を入れているようです。

詳細はこちら
ビデオによる説明もあり

もともとヘビーユーザー向けのマシンなので、これがはたして吉と出るか凶と出るか、乞うご期待!?

------

2009/01/02

2009年♪

皆様、あけましておめでとうございます。

昨年末に大掃除をし損ねたので、年明け早々掃除に没頭!

でも、実は家の掃除…ではなくグラインダーを分解しての大掃除だったりして(笑)

------