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2011/01/30

Pavoni修理番外編

Smooth Piston Lever/Portafilter Handle

実はガスケットとは別に、長年使ってると「ポルタフィルターのハンドルがひび割れる」という別の問題が発生したりします。

PLHやPRHなど、ハイエンドのマシンは木製ハンドルになってますが、スタンダードなPLはどこぞのなんとかっていう合成樹脂製(だったっけ?)になっていることもあってか、環境や使用頻度によるものの、長く使っているとそのうちひびが入って割れてしまうことがあります。

熱の影響もあるのか、
つるつるだった表面が徐々にざらざらし始め、
そのうちひび割れる…っていうパターンっぽい
とりあえず、
応急処置でひびが入った部分にタイトボンドを流し込んでみたりした
(右図の白い部分)

このハンドル、実はピストンレバーに付けるハンドルとまったく同じ物なので、両方を使い回せばもう少し長く持ちそうな気もしますが、まぁ、わざわざ面倒臭いっていう感じでもあるので、念のために1つ2つストックしておく方がが無難かも!?

■Smooth Piston Lever/Portafilter Handle - Espresso Parts

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2011/01/29

タンクの水漏れ修理が無事完了!

Pavoniの内部

正直言うと、本当にコレで水漏れがなおったかどうか半信半疑だったんですが…、再度組み立てて実際にタンクに水を入れてみると、ごく普通になおってました!

いや、コレでなおってないと逆に困る(笑)

当然ながら電源を入れると普通に使えるし、分解/組み立て作業についても特に問題なかったって感じでしょうか。このあたり、構造がシンプルなPavoniならではって感じでもありますね。

水漏れ解決記念も込めて(?)、せっかくなので久しぶりに定番の「クマ」でも描いてみました。Pavoniはスチームが結構強力なんで、慣れればラテアートもごく普通に出来ちゃいます。本体が高価なので初期投資は結構な額が必要ですが、そう簡単には潰れない&自分で修理可能っていう側面もあるので、長い目で見た場合は意外とお得かも!?

昨今の円高を利用して個人輸入で安く入手するっていう方法もありますね♪

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2011/01/28

Pavoniのタンク水漏れ修理〜その5〜

Pavoniの内部

タンク裏蓋を開けると、ようやく今回交換する「Rubber Gasket for Stainless Steel Element」に辿り着きます。

このガスケットはタンク裏蓋の周囲にぐるっと巡らされている溝にハマってるだけなので、アイスピックなどで引っ掛ければすぐに外れると思います。後は、別途用意した新品のRubber Gasket for Stainless Steel Elementをはめ込むだけ。その後、分解手順と逆にすべてのパーツをもとに戻すだけなので、特に難しい部分はないと思います。

それにしても、このガスケットに接触するタンク側のエッジの鋭利さときたら!

実は、タンク裏蓋を止める3つのボルトはボディやタンクに対してではなく、間にある「ボイラーフランジ」に固定される構造になってるんですが、このボイラーフランジってのがナットのような構造になってて、実際にボディとタンクの両方を固定してるのはこっちだったりするんですよね。

う〜ん、
言葉じゃちょい説明しにくい(^▽^;)

ナット構造のボイラーフランジを固定するために、タンクの方にもしっかりねじの溝が切ってあるんですが、そのエッジ処理が微妙に適当というか、もはやなにもしていないというか、ぶっちゃけかなりいい加減なので、ここに直接接触することになるRubber Gasket for Stainless Steel Elementには相当負担がかかるだろうなぁ…と。

ある意味「長年使ってたら水漏れして当然」というか…

分解作業そのものは簡単とはいえ、ことごとく分解を拒否するかのような印象を受けるんで(トルクスとかコネクタが邪魔してたりとか)、正直なところ、もうちょっと水漏れしにくい構造に改善して欲しいと思う今日この頃かも。とはいえ、今回のことでPavoniの内部がどうなっているのか分かったっていう側面もあるし、なにより底から水漏れした場合の対処法も分かったので、今後もずっと手元のマシンを長く使うという前提であれば良かったといえなくも…ない…かな!?

■Rubber Gasket for Stainless Steel Element - Espresso Parts

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2011/01/27

Pavoniのタンク水漏れ修理〜その4〜

Pavoniの内部

タンクの裏蓋は3カ所にあるボルト(図の赤矢印)を六角レンチで外すことができるんですが、これがまた困ったことに、リセットヒューズから伸びるケーブルコネクタがジャストでボルトの上にきてるので、そのままではボルトを外すことが出来なかったりします。

セキュリティートルクスに続く「マジ嫌がらせ」なんじゃ…

しかも、このコネクタが異常に固いっていうか、金属の端子ということもあって、長年放置してるとびくとも動かなくなってるというか…。適当にルブリカントでも差してみようかと思ったんですが、ラジオペンチで目一杯引っ張ったらとりあえずはずれてくれました。

本体のエッジとかが結構鋭利なんで、
力入れすぎて怪我しないよう要注意!

後は3カ所にあるボルトを外すだけなんですが、これまた長年使ってると裏蓋がガッチリタンクにくっついてる可能性があるんで、ボルトをとっても蓋が開かないことがあります。軽く叩いてみたり、隙間に何か入れててこの原理で開けてみたり、古い缶の蓋を開ける要領でなんとか乗り越えましょう。

リセットフューズのコネクタとかぶってるところのボルトには、
他とは違ってケーブルとワッシャーが挟み込んであるので、
ボルドを外した時に誤って紛失してしまわないよう要注意!

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2011/01/26

Pavoniのタンク水漏れ修理〜その3〜

Pavoniの内部

本体の裏蓋を開けると中身が丸見え! そう、中はビックリするぐらいシンプルなんです。

タンクの裏蓋がそのままむき出しになってて、そこに直接付いているのがリセットヒューズ。でもって、裏蓋からのびる銅製のパイプの先にあるのがプレッシャースタット。後はケーブル類がスイッチに繋がってる程度。

これだけ構造が単純だと、確かに故障するようなことは滅多にない…というか、ガスケット系の劣化ぐらいしかないような気が!?

その反面、
あらゆるところにゴム製のガスケットが使われてるんで、
可動するレバー周りに限らず、
各所のガスケットは幅広く予備を持っておいた方が良いかも…

と、いうことで、次回は遂にタンクの裏蓋をオープン!

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2011/01/25

Pavoniのタンク水漏れ修理〜その2〜

Security Torx T20

Pavoniの分解方法ですが、実は本体の底蓋そのものはネジ1本で簡単にはずれるので、分解作業自体は超簡単だったりします。普段使ってるドリップトレイを外すとちょうど1本ネジが見えるので、それを外すだけでオッケー。

が、しかし!!!

なんとこのネジ、普通のドライバーでは外せません! ご丁寧なことにセキュリティートルクスになってるんで、分解するには専用のトルクスドライバーが必要になります。

普通のトルクスではなく、
セキュリティートルクスってのがまた…
そこまで分解させたくないのか(^▽^;)
それなら水漏れするような構造をなんとかしてくれっていう…

ちなみにトルクスドライバーのサイズは「T20」。調べても全然サイズがわからなかったので、結局セットで買って実際に合うのを確かめるという力技で解決。これから購入&分解するという人は参考にしてください。

あ、でも、
Espresso Partsで売ってるのは普通のプラスネジなんで、
もしかするとセキュリティートルクスが使用されているのはある時期までなのかも!?

■Base Screw - Espresso Parts

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2011/01/24

Pavoniのタンク水漏れ修理〜その1〜

Rubber Gasket for Stainless Steel Element

と、いうことで、ようやくタンクの底から水が漏れるという一大事の対策に乗り出すことにします。

事前に分解して一応確認しましたが、Pavoniはタンクと本体の接合部分にガスケットを2つ使用していて、それとは別に底蓋用として1つのガスケットを使用しています。タンクと本体部分はサンドイッチ形式で挟み込むようにして表側と裏側で2つのガスケットが使用されているんですが、ぶっちゃけここは交換する必要はないと思います。

接合部分は本体裏側からネジ止め式のボイラー・フランジで固定されてるんですが、
これがもうみるからに「屈強(そう簡単には外れない)」って感じなんで、
そもそも分解する気にすらならないというかなんというか…

水漏れ対策として重要になってくるのは「タンクの裏蓋」部分なんですが、実はこのタンクの裏蓋そのものが「ヒーティング・エレメント(電熱ヒートパイプ付きの蓋)」になってたりします。この裏蓋自体が熱源になってるということだけでなく、タンク側の接合部分が思いっきり「円柱をぶった切った」ような鋭利な断面になってることもあって、この部分のガスケットは相当重要&負荷がかかってるようです。

詳細はまた後日

実際に分解して、水漏れの原因にもなったガスケットを外して見てみると…、もう、見るからに接合面が変形して平らになってしまってます! もともとの断面図は円形なので、やはり相当加重がかかってるようですね…。

それにしても、
こんな重要なパーツがなぜ簡単に交換できるようになってないんでしょう!?
いや、むしろ、もうちょっと耐久性ある構造にしといて欲しいというか…

そんなこんなで結論。このヒーティング・エレメント(裏蓋)に装着するガスケット「Rubber Gasket for Stainless Steel Element($7.00)」を新しい物に交換すれば無事に水漏れは解決します!

分解して思ったけど…、
応急処置として、
このガスケットを上下逆にして再装着すれば水漏れは回避できそうな気が(笑)
1円もかけずに修理する方法としては意外とイイアイデアかも!?

■Rubber Gasket for Stainless Steel Element - Espresso Parts

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2011/01/22

続クエン酸洗浄

実際の洗浄方法ですが、まぁ、購入時にやる重曹洗浄と同じやり方で問題ないですよね(たぶん)。

とりあえず、試しに2匙(w)ほどクエン酸をタンク内に入れて、後は電源オンにして暫く放置。後はレバーを上げて中の湯を排出。

さて、結果はいかに?

もう、出るわ、出るわ、見事なほどに結晶のようなキラキラした粒+少しの黒い粒(コーヒー粉?汚れ?)が湯と一緒に出てきます。正直なところ、クエン酸入れただけで結晶化した異物がとれれば誰も苦労しないよな…なんて甘くみてたんで、この結果には素で吃驚!

いや、そもそもクエン酸ってそういうもんやろう的な(笑)

念のため、2〜3回水の追加&排出を行って無事に洗浄は完了。タンク内を懐中電灯でてらしてみると、あたりまえやけど明らかに中が綺麗になってる! 余裕があれば、この後更に重曹洗浄もすれば完璧なんじゃ!?

面倒だったんで今回は重曹洗浄の方はスルー

こんな簡単に綺麗になるのなら、とりあえず年に1回ぐらいはやった方が良いのかも!? その方がなんとな〜く幸せになれそうな気がするわけで。

とりあえず、Pavoniユーザーな人で全然タンク内を洗浄してない人は、ぜひ一度試してみてください!

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2011/01/16

クエン酸洗浄

水漏れの件は一旦横に置いておいて(補修パーツが届かないと何もできないので)、まずは溜まりにたまったタンク内部の汚れを洗浄してしまおう!というわけです。

Pavoniユーザーであれば、購入した時に重曹による洗浄は行ったと思いますが、今回はタンク内部にたまったカルシウムの塊を除去するのが主な目的なので、使用するのは重曹ではなく「クエン酸」になります。

ザックリまとめると、
重曹=アルカリ性=油汚れなんかを落とす
クエン酸=酸性=水垢なんかを落とす
って感じでしょうか?
(たぶん)

まぁ、余裕があれば両方やればいいと思うんですが、今回はとりあえずクエン酸洗浄でどこまでカルシウムが除去されるかを実験してみることにします。

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2011/01/14

激しく水漏れ

一度分解した結果、なぜか激しく水漏れするようになってしまったわけで…。

とりあえず、電源が入って本体が熱くなってるときは大丈夫っぽいけど、電源を切って本体が冷めるとポタポタと雫が…。

これは早急になんとかしなければ!

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2011/01/11

続水漏れ

年末年始はPavoniの水漏れで四苦八苦することに…。

とりあえず、前回勇み足しで注文してしまったSteam Valve Gasketのミスを踏まえ、今度は事前に一度分解して実際の様子を確認することにしました。

これで実際に水漏れしてる箇所が分かるだけでなく、必要な補修パーツや交換手順もわかるっていう一石二鳥さ!?

こういう時、Pavoniは構造が超シンプルなんで助かる!

さっさと分解して確認したところ…、特に問題なさそうに見えるけど、やっぱりガスケット部分から漏れてるような…、っていうか、タンクの中を見てビックリ! ヒーターを中心に小さな固形物が結構あちこち付着してるわけで…。

そういえば、
購入して以来一度も掃除したことなかった(^_^;)

どうやら、これは水漏れ云々の前に、まずは綺麗に掃除することが先決のようです。

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2011/01/09

App Store

App Store

噂の「App Store」がオープンしたということで、早速様子見がてらチェックしてみたり。

Snow Leopardユーザーであれば、
ソフトウェアップデートすることで自動的にインストールされます

第一印象は…やっぱ「iTunes Storeを独立させたような感じ」でしょーか。見た目の新鮮味は特にないけど、その反面、慣れ親しんだUIなんで特に操作で迷うことはなさそうです。

iLifeがアプリごとに単体で購入できたり、RAW画像の現像でお馴染みの「Aperture」が超安く売ってたりと、何かと興味深い部分も多々ありますが、個人的に微妙に気になってた「Final Cut Studio」と「Logic Studio」はさすがに売ってないみたいですね。まぁ、データ量がスゴイことになりそうなんで、さすがにダウンロードっていうのは現実的ではないっていう判断でしょうか。

ApertureのApple Storeでの価格が19,800円なのに対し、
App Storeでの価格はなんと9,000円!
その反面、
iLifeは単価1,700円なんでバラで全部買ったら逆に損するという謎仕様…

そういえば、Apple製のソフトウェアってハードウェアと違って年々安くなって手頃な価格になってる印象なんですが、どうもプロ用のハイエンドソフトになればなるほどバージョンアップの周期がゆったりしてるというか、半ば放置気味な印象もあるんで、とりあえずFinal Cut Studioの次期バージョンがどうなるかに気になるところだったりも!?

まぁ、無駄にバージョンアップを重ねられるのも困るけど、
このあたりは何かと結構デリケートな問題(大人の事情?)も絡んでますよねぇ…

始まったばかりのサービスということもあり、iTunes Storeに比べるとまだまだアプリの数もこれからといった印象だったりしますが、有料、無料に関わらず、クリックひとつで簡単にダウンロード〜インストールまで出来てしまう優れものなんで(簡単すぎて逆に怖いw)、気になった人はぜひ試してみてください♪

■Apple - App Store

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