2011/12/31
久々の水漏れでピストンガスケットを交換~オマケ編~
ピストンガスケットの交換で一安心していたところ、ふと気がついてみるとそ本体の底から水がダダ漏れ! 他の箇所とは違い、底からの水漏れは相変わらず激しく凹みますが、前回「たった4ヶ月で水漏れ再発」という衝撃的な現実にぶちあたり、その時に1円もかからない修理法を施したことからしても、またそのうち漏れるだろうな…という覚悟は出来てました。
結果として、今回は7ヶ月半ちょっと水漏れから耐えたことになるので、前回の4ヶ月と比較すると逆によく持った方かなぁ…とも思ったりしますが、それでもやっぱり微妙に納得いかない気もする今日この頃。さすがに今回は1円もかけない修理法は使えないので新しいガスケットに交換しましたが、それでも前回交換したガスケットと同一ロットということもあってか、次もまた数ヶ月で劣化するのでは…と戦々恐々気味だったりして!?
それはともかくとして、最近ふと思ったのが、ドリップトレイを標準のプラスティックから金属製に交換することによる効果というやつで、思い返すと…ぶっちゃけ「見た目(意外と重要?)」だけで選んだ記憶があるんですが、プラスティックトレイよりも僅かに薄い分(数ミリ程度ですが)、背の高いショットグラスやカップが若干使いやすくなるというメリットの他にも、なにげに「熱伝導率に優れる分、カップとポルタフィルターを事前に温めやすい」というメリットがあるような気が!?
ポルタフィルターはヘッドにセットしておけば簡単に暖まりますが、それだと逆に温度が上がりすぎる可能性もあって、長いあいだ高熱で放置しているとそのうちハンドルがひび割れたりもするので、Pavoniを使用する場合はこの点に関してはやや注意が必要かも。
2011/12/27
久々の水漏れでピストンガスケットを交換~その2~
交換作業自体はいたって簡単。分解工程については…、以前ざっくり書いたので省略しますが、グループヘッドを外してピストンを引き抜くだけなので、一度実際にやって構造が理解できれば、以降はすぐにできるようになると思います。
後は、スナップリングプライヤーでCクリップを外して劣化したガスケットを撤去&清掃後、用意した交換パーツを逆の手順で再度装着するといった流れになります。最初にピストンガスケットをグッと奥まで押し込み(1)、続いてワッシャーをはめ(2)、最後にCクリップで固定する(3)。以前使ってたなんちゃってスナップリングプライヤーだと、3番目の手順で悶絶することになりますが、今回はミニサイズながらもちゃんとしたスナップリングプライヤーを使用したので、作業は簡単かつ迅速に行えました。
快適すぎて軽く感動を覚える(笑)
最後に、ガスケットがしっかり固定されているのを確認して、再度ピストンを押し込んで元に戻せば交換作業は無事終了(4)。改めてピストンを実際に動かしてみると、ビックリするぐらい動きが滑らかになっていてビックリ! 毎回思うんですが、やっぱりメンテナンスは重要だなぁとしみじみ…。
余談になりますが、ピストン部分に食用グリスを塗るor塗らないでちょっと悩みますよね。正直なところ、どっちでも大差はないんですが、いろいろと試してみた結果、個人的には結局「何も塗らない」というところに落ち着きました。
そもそも、ピストンの軸そのものはグループヘッドに完全に密着しているわけではなく、どのみちレバー自体もゆっくり動かすことになるので、グリスの添付自体は必須ではないと思います。とはいえ、多少は金属通しの摩擦があるのも事実なので、気になるようであればピストンをグループヘッドに戻した後(ココ重要)、少量添付してやれば良いと思います。
グループヘッドに戻す前に塗っちゃうと、
エスプレッソ抽出時のお湯に直接グリスが触れることになるので要注意
個人的には、食用グリスはレバーを止めるピン周りのみにしてるんですが、実際問題、ピストンに塗ってしまうと、グリスが乾いた時に黒い粉のようなものが発生する傾向にあることや、ガスケットの劣化で湯が漏れた時に熱と相まってパーツが黒く焼ける可能性もあるので(ピンの方は既に黒く焼けてザラザラになったw)、こまめにチェックしないと余計なメンテナンスの手間が増えることになるんですよね…。まぁ、要するに、結果として面倒臭いことになるぐらいなら最初から塗らない方がらラクなんじゃ!?…というやつです(笑)
ちゃんと高温に対応した食用グリスを使ってはいるんですが…
とりあえずこれでピストン部分からの水漏れ対策は完了したんですが、なんとまったく同じタイミングでまた別の水漏れが発生してしまいました! タイミングが良いのか悪いのか…、でも振り返ってみると、もうそろそろかなぁと予想していた部位でもあるので、覚悟を決めて再度交換作業に励みます!
2011/12/18
久々の水漏れでピストンガスケットを交換~その1~
Pavoniの使用で経年劣化するガスケットですが、その中でも結構な重要度を占めるのが「Upper Group Mini Piston Gasket(上写真内左端)」。
Upper Group Mini Piston Gasket=ピストンの軸受けに該当する部分のガスケット
実は他のガスケット類と違って、このガスケットって交換がかなり面倒なんですよね。ということで、最近はすっかり放置してたんですが、さすがに数年間そのままだと徐々に水漏れするように…。加えて、地味にピストンの上下動も若干ぎこちなくなってたので、これを機に交換してみることにしました。
交換が面倒な理由は、ズバリ「Cクリップ(上写真内右端)」の存在。ガスケットをワッシャー(上写真内中央)で挟んで、Cクリップで固定する構造になってるんですが、このCクリップを外すのに「スナップリングプライヤー」が必須だったりします。
以前、凄まじく安い…なんちゃってスナップリングプライヤーで代用した結果、想像を超えてかなり苦労した記憶があるので、今回はちゃんとしたスナップリングプライヤー…の小さい版を用意しました!
正直なところ、マトモなスナップリングプライヤーは結構高い! 下手したら2,000円ぐらい? でも、 小さいのは僅か数百円程度。実際問題、なんちゃってスナップリングプライヤーと大して変わらない値段なのに、機能としては必要にして十分。というか、これがあればUpper Group Mini Piston Gasketの交換は凄まじくラクに…、もはやいつでも気軽にできるぐらい劇的に改善されるので、もしまだ持ってなくて交換作業の手間に悩まされてる人は要チェックかも!?
というか、
なんちゃって…と似たような値段でちゃんとした物が買えるのであれば、
最初からこれにしておけばよかったわけで(^^;)
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2011/12/14
ソルトのピアノ
個人的に、一番リスペクトしてるともいえるピアニストの塩谷哲さん(通称ソルト)ですが、なんと、長年使用していたザウターのピアノを手放すことにしたとか!
う~む、これはファンならずとも気になりますね。とはいえ、価格や置き場所といった現実面を考えると、なかなかオークションには参加しずらいというかなんというか…。
それ以前に弾けるのか!?…っていう根本的な問題が(笑)